TECHLIFE

LOUNGE

Owners Lounge

ここは、C.E.O/C.T.O の三浦望がTECHLIFEのソフトウェアを使用しているオーナーさんをお呼びして、一緒にソフトウェアの裏話や開発秘話という名のウンチクをただひたすら語るラウンジです。

今回はラウンジオープン前として、TECHLIFEの中の人(社員)がC.E.O/C.T.O三浦望に突撃逆インタビューをしてみました。

プロフィール

三浦望 1973年秋田県生まれ。第一種情報処理技術者、情報工学専攻工学修士。
大学卒業後ソフトウェア会社に入社、様々な業種でのシステム開発の経験を経て、2001年SoftAdvance,Inc.を設立しC.T.O.として就任。
VJ向けソフトウェア「風立」「KazetachiAD」「Kazaguruma」シリーズを開発。
その後ベルギーに渡り、MartinProfessional社のメディアサーバー「Maxedia」のエンジン開発を単独で担当。
6年間の海外でのシステム開発後帰国、株式会社デジタルステージのソフトウェア開発を経て、2010年株式会社TECHLIFEを設立。
2012年8月よりシンガポールに拠点を移し、本格的に事業を開始。

経歴など自己紹介をお願いします。

物を作っています。プログラマです。

.......

........

じゃあ、経歴は省略してページ内に載せておくのでそちらをご覧ください...。
早速ですが、TECHLIFEという会社のコンセプトは何ですか?

わかりやすく言うと「生涯物作り」です。
ちょっとこじつけっぽいですが、社名にもライフって言葉が入っているように、生涯テクノロジーを駆使した物作りを続けたい。
ソフトウェア(以下ソフト)に限らず、自分達じゃないと作れない、という物を作っていきたいです。

極端に言うと例えば、あいつら世界で一番たくさんVJソフト作ったよね と後世の人から言ってもらえるようにすることが目標。
使ってくれる人の能力を発揮できたり、ステップアップできるようなソフトを継続的に出して、ずっと使って楽しんでもらいたいです。

このコーナー[Owners Lounge]について、次回からはゲストをお呼びする予定ですよね。

ゲストというか、TECHLIFEのソフトを使ってくれている人=オーナーさんを毎回お呼びして、ソフトやオーナーさんの活躍の場の話をしていきたいと思っています。

ユーザーではなく、オーナーなんですね。

結局のところソフトを使ってくれる人ってことなんですが、RPGの世界だと、主人公が武器を持って戦って成長していくストーリってよくありますよね。
町の鍛冶屋や商人の家に行って、より強力なアイテムを手に入れる→また旅に出て、ミッションをクリアする。

それの繰り返しが一般的なRPGなんだけど、鍛冶屋・商人=TECHLIFEで、主人公=TECHLIFEのソフトを使ってくれるオーナーさんっていう関係が、TECHLIFEの目指すところなんです。
ソフトを使ってもらう、僕らは成長に合わせてより良い状態のソフトにする、オーナーさんはさらに強力なソフトを手に入れて新たなチャレンジをする、こんなシチュエーションで良い信頼関係を築いていきたいですね。ソフトと成長に終わりはないと思っているんです。

まだTECHLIFEとして正式にソフトはリリースしてないんですが、先行して使ってくれている方達=オーナーさんが既にがいるんです。
中には「こういうソフトが欲しい!」と依頼を受けて作っているソフトもあります。

鍛冶屋の主人が主人公のためだけにオリジナルアイテムを作っているみたいですね。

どうやって使う?とか、戦いの場(オーナーさんの仕事)はこれだから次は何が必要でとか、まさにそんな感じですね。
思考錯誤しながらアイテムを一緒に作っている感じです。

鍛冶屋に立ち寄った主人公が小話をしていくみたいな雰囲気なら、読んでいる方はこっそり聞き耳を立てて情報収集する感じになって面白いですね。

対談中に新しいアイデアが生まれたり、そのソフトに興味を持ってオーナーになってくれる人が出てきたらいいですね。

ところでなぜ海外で会社を設立したんですか?

以前にヨーロッパ(ベルギー)で仕事をしていたんですが、メリットとデメリットを感じたんです。
日本は世界中から情報がすぐに集まってきて、とても便利。
ただ、僕にとっては逆に情報が多すぎて、そっちに気を取られて、焦燥感だったり振り回されたりしてしまうんです。

海外だと、日本で暮らしているよりは情報が入りにくくて、ある種遮断された状況が勝手に作られるため自分のしたいことに真摯に向き合って集中できる環境なんです。

もちろんそれって「逃げてる」とも考えられるから、長い人生最後は日本でやっていきたいと思ってます。
TECHLIFEはまだ駆け出しの会社だし、ソフトも会社の方向性もぶれないようにする時期ですね。
きちんと定まればどこでも問題はないんです。ぶれなくなったら帰るかも。

あまりぶれているように思えないんですが...他に理由はありますか?

そうですね、僕がいたベルギーの会社ではソフトや物を売ろうとする時、言語にせよインターナショナルであることが前提なんです。
ベルギーの場合は複数の言語が標準語だし、人口も1000万人ぐらいで、国内だけでは商売にならないんですね。
だから国外=海外でも売ることが当たり前で進むんです。

日本は日本語という特殊な言語で人口は1億人以上、国内だけでも十分にマーケットが成立するんです。
島国っていう特殊な環境で、国内だけでマーケットが成立しているから、すごく恵まれている環境ですよ。

でもいざ海外に目を向けて発信しようとした時に、いきなりどうしたらいいかわからなくなっちゃう傾向にあると思うんです。
その時に、TECHLIFEのソフトがその人たちの力を発揮するアイテムになればいいなと思っています。
もっと言うと、世界で戦える日本人を作るためのソフトを作りたい。
もちろん、日本人だけじゃなくどこの国の人でも、力を発揮するアイテムになれればいいですね。

僕自身は日本独自の感覚も持っていたいし、反面、そうじゃない感覚も持ち合わせていたい。
まず自分が外に出てバランス感覚を養わないといけないので、今ここにいる感じです。

シンガポールを選んだ理由を教えてください。

個人的に今アジアが熱いと思ってるのと、世界各国から人が集まっている国で外国人の受け入れ態勢が整っているんです。
あとはクリエイティブな人材育成に国が積極的なので、早く現地の人とも仕事をしてノウハウを伝えられたらいいなと思っています。

この先TECHLIFEがチャレンジしてみたいことはなんですか?

映像に特化した会社のように見られがちですが、ソフトで映像以外のことをやってみたい。
音楽、ゲーム、アニメや漫画、ソーシャルネットワークを駆使したツールなどでしょうか。

今従業員2名の会社なので、それをするには人材が必要なんです。
僕とは違うタイプのエンジニアだったり、アイデアやストーリーを考えられるような人がいれば、活躍できる新たなフィールドに挑戦したいですね。
もちろん、ソフトを使ってくれる人の中でヒーローやヒロインになれる人が出てきてくれると嬉しいですね。

これを読んで我こそは!と思う人がいた場合は

ぜひメールで連絡してきてください!

期待が高まったところで、ソフトの詳細っていつ話してもらえますか?

いつでもいいですけど、話すと長くなりますよ。
既に使ってくれているオーナーさんをお呼びする次回から、それぞれ触れていこうと思っています。

それは期待が持てますね。そろそろ最後なので言い残したウンチク...じゃなかったメッセージがあればどうぞ。

そうですね、ソフトって「作って出してハイおしまい、次行こうか」ではなく、オーナーさんに手に渡って初めてスタートするんです。
オーナーさんの成長やその時々の状況に応じて、アイテム=ソフトも一緒に変化していく。
それを継続的に行って、ずっとソフトを楽しんだり、使ってもらいたいです。
世界中のみなさんよろしくお願いします。

どうもありがとうございました