TCPSyphonは、BonjourによってIPアドレスやネットワークポートを自動検知しておりましたが、UDPSyphonでは自分で入力する必要があります。その代わり、通常の1対1の通信であるユニキャストの他に、 ローカルブロードキャスト、マルチキャストに対応しています。ブロードキャスト、マルチキャストを使用する場合、Methodプルダウンリストを選択し、IPアドレスもそれに合わせたものを準備する必要があります。
UDPは特に相手を指定せずに送れるのがメリットですが、その代わり通信途中でパケットをロスするなど安定性と信頼性に欠けます。主に転送サイズが大きくなるか、ネットワークの品質が悪くなると、 送信時にパケットロス、ルータでのパケットロス、受信時のパケットロスが発生しますので、転送サイズの表示を確認して画質が許すだけ転送サイズが小さくなるように送るのがコツです。またパケットロスした回数をサーバ側、 クライアント側のそれぞれを表示するようにしましたので、そちらも参考に送出条件とネットワーク環境の準備を行うようにしてください。
理論上はかなりの台数に映像を送出出来ると思うのですが、実際に弊社でそれだけの数を用意出来ておりませんので未確認です(2、3台での動作確認はしております)。 配信先が1つや2つの場合で、確実に高いフレームレートで送出したい場合は、TCPSyphonをお使いください。 配信先が多い場合(10個やそれ以上)で、それほど配信品質にこだわらない場合は、UDPSyphonのご使用をお勧め致します。 なお、UDPSyphonは如実に画質を良くすると、転送サイズが大きくなり、それによってクライアント側のフレームレートが極端に低くなります。画質が許すだけ転送サイズが小さくなるように、JPEG圧縮を選択し、画質を低くしてお使いください。
もし、希有な方が居りましたら、ぜひフィードバックを頂けたらと思います。
TCP/IP | UDP/IP | |
---|---|---|
信頼性: | 高い | 低い |
複数同時配信: | 効率が悪い | 効率が良い |
配信先が1つや2つの場合で、確実に高いフレームレートで送出したい場合は、TCPSyphonをお使いください。 | 配信先が多い場合(10個やそれ以上)で、それほど配信品質にこだわらない場合は、UDPSyphonのご使用をお勧め致します。 |
私たちは、TCPSyphon, TLRemoteCamera for iOS, TLSyphonViewer for iOSも提供しています。
defaults write sg.techlife.TCPSyphonClient NSAppSleepDisabled -bool YES
defaults write sg.techlife.TCPSyphonServer NSAppSleepDisabled -bool YES
今後の開発や製作へ活かせるよう、ご要望、使用/活用事例等ございましたら、下記窓口までご連絡ください。とても励みになります。