TCPSpoutは、Microsoft Windows上で動作するSpout2をTCP/IPを使用して、異なるホスト間で映像を共有するユーティリティです。 TCPSpoutは、OSXで動作するTCPSyphonの通信プロトコルと互換性を持ち、 OSXとMicrosoft Windows上のvjソフトの出力映像を交互に行き来させることも可能となります。
これらのアプリケーションとも関連があります。 TCPSyphon, UDPSyphon, TLRemoteCamera for iOS, TLSyphonViewer for iOS
通常映像のストリーミングにおいて、RTMP[Real Time Messaging Protocol]などが一般的です。ですが、映像演出の場合、レイテンシーを極力無くしたい、 画質が安定していてほしいなどのリクエストがあり、必ずしもこれらの方式が向いているとは言い切れません。
将来、もっと用途にあったコーデックが現れる、もしくは自分らで作成出来ると考えていますが、現状ではシンプルな解決策を取っています。Motion JPEG, AnimationPNGなどをベースとしたコーデックを採用しています。 たまに、DXTC(DXTnやS3 Texture Compressionとも呼ばれる)をお勧めする方がおりますが、圧縮率自体はJpeg等に比べると圧倒的に劣ります。あくまでもGPU上でのやり取りに適しているだけで、 ネットワークを通してデータを行き来するには、データサイズが大きすぎます。最近はGPU上でH.264のエンコードが行えたり、CUDAでJPEGエンコーダなどが作られていますので、随時最適なテクノロジーを選択して、 バージョンアップして行きたいと考えています。
[Just do-0014] TCPSpout from techlife on Vimeo.
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